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RECIPE.09 BCP(事業継続計画)の策定支援

(2018年09月05日 更新)

 大規模災害時の地域住民の健康に直接影響を与え得る立場としてBCPを策定

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東洋薬品㈱つがやす薬局東2条店

副薬局長 吉見 裕幸

 

 

1.会社概要

 

昭和50年4月、帯広で設立。地元帯広・十勝を拠点に、調剤薬局の運営や医薬品販売を行っています。地元住民が安心して立ち寄りやすい、身近な存在としての役割を果たす「かかりつけ薬局」として、住民の健康維持・増進のため、医薬品や健康食品等の販売と、服薬指導等を通じたその適切な情報提供により、自分の健康は自分で守る「セルフメディケーション」の推進に寄与することを目指しています。

 

2.これまでの取り組み

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災害時を想定し発電機用野外プラグを設置

 

当社では、2年前からBCP(事業継続計画)策定に本格的に向き合い始めました。それ以前からも、災害に備え防災機器を各店に設置し、ある程度の備蓄などは行っていましたが、事業の本格的な復旧プランの策定までは手が回っていませんでした。

 

しかし、東日本大震災など、時として起こる大規模災害を目の当たりにするなかで、特に地域住民の健康に直接影響を与え得る薬局という立場として、事業継続性の向上は重要な課題であるとの認識に至りました。この十勝においても2年前の台風では甚大な災害を経験し、いよいよ災害対策検討会を立ち上げ、社内でメンバーを公募しました。この中で、地震発生を想定し、シミュレーションと現状評価に着手したほか、社内向けに防災クイズをメール配信するなど、社内での意識向上に努めてきました。

 

3.BCPセミナー受講とその後の取り組み

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薬局向けBCP作成ガイド

 

5月16日に帯広商工会議所が主催するBCPセミナーを受講し、計画策定に向け具体的な取り組みに入り始めました。受講を機にBCPの経営戦略上の重要性を改めて認識し、現在は東京都が配布している薬局向けのBCP作成ガイドに基づき、当社としてのBCP作成を進めている最中です。

 

医療機関でのBCP策定は他業種と比較しても遅れていると言われ、先行事例が多くないため、試行錯誤のなかで作成に取り組んでいるところです。今後も作成したBCPの検証やそれに基づく社内訓練など、継続的な取り組みとして事業継続性の向上を図ることが必要だと考えています。

 

4.BCP策定への支援

 

災害時に中核事業を中断させない、あるいは早期に復旧させるためのBCP(事業継続計画)策定は、顧客離れを防げるほか、マーケットシェア確保や信頼性向上など、企業価値向上につながる様々なメリットがあります。

 

計画策定の有効性に対する理解が進みつつある一方、知識やノウハウが不足している中小企業では、策定に踏み出すことが難しい現状があります。帯広商工会議所では、経済産業省中小企業庁が実施する専門家の無料派遣サービス(3回まで)の地域支援プラットフォームとして専門家の紹介・派遣を実施しています。

 

また、11月にはBCPを策定するワークショップ形式のセミナーを開催し、中小企業のBCP策定を支援します。